2016.2.26
先日、大阪へ出張に行ってきました。
東京へは毎月行っていますが、大阪で泊まるのは久しぶりでした。
東京・大阪はインバウンド・訪日客の増加でホテルがとりにくいと言われますが、それでも東京はホテルの数が多いので、探せば何かしら見つかります。
ところが、平日水曜日大阪でホテルを予約しようとすると、空き部屋がない!
本当にありません。どこも一杯です。
予定していたエリアはあきらめ、しかたなくもう少し離れたエリアのホテルをなんとか予約しました。
大阪はホテルの数が少ない分、本当に供給が追いついていない感じでした。
宿泊したホテルも、中国人・韓国人の観光客がほとんどでした。
そんな感じで、やはり出張すると、そんなインバウンド効果をひしひしと実感します。
そんな中、各メディアもインバウンド対策の大切さを報道しています。
今日の新聞報道の中から、そんなインバウンド対策・外国人観光客対策の関連記事を3つピックアップしてご紹介します。
まず1つ目は、飲食店の取り組みから。
煙がもうもうと立ち上がる焼き鳥屋さんは、外国人にとっても視覚とにおいで五感を刺激でき、わかり易いので人気のひとつです。
また、チキンが嫌いな人は少ないので、お客さんの幅も広がります。
過剰なサービスの高級店ではなく、カジュアルに日本らしい雰囲気を楽しめるお店で、お客さんが自然体でいられるお店づくりが受けているようです。
(日経MJ 平成28年2月26日より)
さらに、その見せ方・演出には徹底的にこだわっているところがポイントです。
くつろげる雰囲気を醸し出すためのお店つくりのためには、小物から商品の見せ方までこだわり、さらに調理をエンターテインメント化しています。
おいしそうな匂いが漂ってきたり、いかにも賑やかで盛り上がっているお店を見かけたら、誰だってちょっと行ってみたくなりますよね。
「徹底的にお客の目線になって気になる要素を意識することが、良い店づくりつながる」
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2つ目の取り組みは、医療機関です。
外国人客がなぜ医療機関へ?と思うかもしれませんが、ありきたりの観光に飽き足らない外国人観光客の関心は、モノ消費からコト消費へと拡がってきています。
最新のヘアスタイルや美容技術を体験するために外国人観光客が日本の美容院を訪れているという記事は前にご紹介しました。
http://xs498215.xsrv.jp/shirakawa-old/cms/20160215-468
本国では受けることの出来ない最新の医療技術を、信頼性の高い日本の医療機関で受けることが、アジア圏の富裕層から注目されています。
日本の人間ドックは精度やサービスの質が高いと海外では評判で、50~60歳代の富裕層を中心に人気を集めているようです。
このような潜在的な需要に対して、中国対応の予約サイトを開設することで対応しています。
(日経MJ 平成28年2月26日より)
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最後3つ目は、百貨店の取り組みです。
少し前は、中国人観光客による「爆買い」が話題になりましたが、最近では高品質・高付加価値商品を富裕層にターゲットを絞って提供する取り組みが注目されています。
多くの訪日客の爆買いは、化粧品など価格の安い商品を買う傾向にありますが、一方で富裕層は一度に高額商品を買ってくれるので、デパートなどにとっては非常に良いお客様となるわけです。
富裕層のお客様は、値段が安いか高いかということで判断するのでなく、質の高い商品やサービスを求めていますので、そこにうまく対応できるかが鍵となります。
(日研新聞 平成28年2月26日より)
いかがでしょうか?
少子高齢化の流れの中、日本経済が縮小していくことは避けられません。
一方、外国人観光客にとっては、日本は、安くて、安全で、清潔で、親切で、信頼でき、おいしくて、高品質なモノやサービスが溢れる魅力的な国です。
中小企業にとっても、今後このようなインバウンド・訪日客に対応できるかどうかが、経営の大きなポイントなってくることは間違いありません。
あなたは、インバウンド対策できているでしょうか?
また、その具体的な計画がありますか?
2016.2.22
弊社のお客様の中から、活躍されている元気な会社・経営者をご紹介しながら、成功している中小企業の考え方や取り組み方をシェアしたいと思います。
今回ご紹介させていただくのは、広島でバイシクルショップGrumpy(グランピー)を営む西上宏史さんと、その奥様である西上のり子さんが営むセレクトショップCréer(クレエ)です。
最初のお二人との出会いは、高知県土佐清水市の大岐の浜。
サーフィンをしに来られていたお二人が、私がSUP(スタンダップパドルサーフィン:大きなサーフボードの上に立ってカヌーのパドルで漕ぎ、波に乗るスポーツ)をしているのを見て、声を掛けて頂いたのが始めでした。
その時はまだ大手自動車会社のエンジニアとして働いておられましたが、その後ご商売を始められ、今ではお二人がそれぞれお店を構えて順調にやっておられます。しっかり者の奥様のり子さんと、笑顔の素敵な旦那さんの宏史さんは、なかなか良いコンビです。
今回それぞれのお店にお邪魔して来ましたので、ご紹介いたします。
Cycle Shop Grumpy/サイクルショップ・グランピー
広島市西区庚午中1丁目18−32ドルミ庚午101
http://www.grumpy.jp
さて、それではお店の中に入ってみます。
入ってすぐにおしゃれなカフェが併設されています。
自転車屋さんの中にあるカフェとは思えない程、本格的でこだわりのお店になっています。
ビールもこだわりの1本が並びます。
当然、エスソプレッソマシンも本格派!入り口からコーヒーの良い香りが漂います。
そして、サイクルショップ内へと進みます。広々としたスペースに様々な自転車が展示されています。
オーナーの西上宏史さん。
話題のファットタイヤも色々揃っています。
丁度この日は、山での試乗会が行われていたそうです。
その他気になる自転車が色々。
折りたたみ式自転車もよく売れているそうです。
オーナーの西上宏史さんとグランピー君。
ロング自転車と、スケボー式リアシートが渋いです。
奥のコーナーには、各種パーツやアパレル類が取り揃えられています。
アパレル類も、よくある体にぴっちりしたレース用だけでなく、街着としても着られるおしゃれなウエアが豊富に揃っています。今後アウトドアギアなども含めて、さらに充実していきたいとのことです。
そしてお店のスタッフ。
良い自転車を永く良いコンディションで快適に乗っていただけるように、メンテナンスやチューニング・サービスには特に力を入れているとのことです。
陽気なスタッフの方々。
一通りお店を見終わった後は、カフェでコーヒーを頂きます。
本格的エスプレッソコーヒーが美味しい!
お客さんも、よくカフェで寛ぎながら、自転車談義で盛り上がるのだそうです。
ちなみにカフェのかわいいおねえさんはサーファーで、よく四国にも波乗りをしに来られるとのこと(ニヤリ)
サイクルショップ・グランピーのオーナー、西上宏史さん。
笑顔の絶えない、大変腰の低い、穏やかな方ですが、お店には西上さんのにこだわりが随所に感じられ、自転車に賭ける想いが伝わります。お客様から寄せられる信頼も大変厚いそうです。
通販も行っているそうですが、やはり対面販売でじっくりとお客様とお話しして、永く安心して使ってもらえる自転車を納得して選んでいただきたいということで、対面販売に一番力を入れているとのことでした。そして定期的なメンテナンスやチーンナップ・サービスも重視していて、万が一故障した時でも、出来るだけ修理して使えるものは修理しながら使っていきたいとのことでした。
使い捨ての安い自転車でなく、フレームの材質から、細かいパーツの一つ一つにまでとことんこだわりを持った、丈夫で永く使える自転車を提供したいというこだわりに非常に感銘を受けました。
そして、次は奥様、西上のり子さんが経営する、セレクト・ショップ Créer/クレエ です。
Créer/クレエ
広島県広島市中区大手町2丁目5-11
はるぜんグラン・リーブ5F
TEL:082-236-9878
営業時間:10時00分〜18時30分
お休み:不定休
あまり大きな看板も出していないし、建物の外からはこんなおしゃれなところがあるとは分からないような、隠れ家的なお店です。
窓の向こうには原爆ドームが見えます。
川の向こう岸には、平和記念資料館と平和記念公園が望めます。
広々としたスペースを贅沢につかった、非常にゆったりしたお店となっています。
スタッフの方も、気さくで物腰柔らかい、チャーミングな方々です。
そしてここにも、こだわりのエスソプレッソ・マシーンが!
こんなことを言ってはなんですが、私、女性の洋服のことはまったくわかりませんので、なんともその良し悪しはわかりません(汗)ただ、そんな私でもよく感じるのは、このお店に漂う「心地良さ」です。
もちろん、「着心地の良さそうな服だなあ」とか、「いい素材を使っていそうだなあ」位のことはわかりますが、それらの商品以外にも、お店のディスプレイであったり、飾られている机やイス・小物類であったり、スタッフの対応であったりする全てがいい雰囲気を創り出していて、なんだかとっても落ち着くのです。
このお店の空間自体が売り物という感じで、恐らくお客様も、商品というモノを買いに来るだけでなく、このお店に漂う心地良さを楽しみに来られているのかなあという気がしました。
実際、お客様の滞在時間もとても長いそうです。
主婦、ママ、経営者の3足のわらじを履くオーナーののり子さんの毎日は超多忙なのだと思いますが、とてもエネルギッシュな方で、すごく魅力的な方です。
自転車ショップと洋服屋さんと、まったく違うお店ですが、それぞれに共通して言えるのは、オーナーの徹底したこだわりです。オーナーの提案するライフスタイルや良い商品が明確で、それらを伝えるメッセージがお店全体に漂っています。だからお店にいること自体が、非常に心地良いものとなっていますし、スタッフ全体にも良いバイブレーションが流れています。
こういうのは目に見えるものではないけれど、お客さんにとってはすごく強く、自然に感じることだし、それがまたお店のコンセプトに合った、同じ価値観を共有する良いお客様を集めているんじゃないかなと思います。
結果としてそれが、お店もお客様もハッピーな、良いビジネスを実現しているのでしょう。
今回も良い勉強をさせていただきました。ありがとうございました!
2016.2.22
これまでAirbnbに代表される、「民泊」についてご紹介して来ましたが、これに関してのお問い合わせでよくあるのが、「民泊は外国人客が来る所じゃないとだめなのか?」という質問です。
たしかに、東京や大阪といった大都市圏ではAirbnbの利用者の大半は外交人観光客です。
高知のような地方都市は、最近増えてきているとはいえ、そこまでの大幅な外国人利用客の増加はすぐには見込めないかもしれません。
ただし、目先を変えると、「民泊」の利用者は他にもありそうです。
例えば、高知市内には病院がやたら多いですよね。
同じ高知県内でも、高知市から離れた市町村にすむ人は、大きな病院に掛からなければならない場合は、数時間かけて高知市内へ出かけることになります。
しかも入院ともなると、看病する家族の移動の負担は相当なものとなります。
場合によっては、数日泊り込んでの看病が必要となる場合もあるでしょう。
しかし、こういった大きな病院の側に必ずしもホテルがあるとは限りません。
こういったケースの場合、
「入院患者の家族に安く泊まれる場所を提供する」
という民泊のやりかたが考えられます。
また、介護施設等の近くでは、
「親の介護で定期的に泊まる」
や
「入院している親の最後を看取るために滞在する」
というニーズもあるでしょう。
特に看病が長期に渡る場合など、病院や介護施設の近くの家が、若干の宿泊料を頂戴することで民泊を始めれば、助かる家族は多いかもしれません。
カネもうけだけでなく、社会のために役立つ民泊のあり方もあるのではないでしょうか?
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さらに「民泊」を後押しするのはAirbnbだけにとどまらず、他業者も続々と参入して拡大してきています。
海外では旅行予約サイト大手として有名な「booking.com/ブッキング・ドットコム」は、日本での一般住宅などに旅行者らを泊める民泊仲介ビジネスへ本格参入するとのことです。
booking.com→http://www.booking.com/index.ja.html
日経MJ記事2016年2月22日より↓
いかがですか?
先を変えれば意外に身近なところにもビジネスチャンスはありそうですね。
2016-02-22
2016.2.20
弊社のお客様の中から、活躍されている元気な会社・経営者をご紹介しながら、成功している中小企業の考え方や取り組み方をシェアしたいと思います。
今回ご紹介させていただくのは、バックカントリー・スノーボード界のカリスマブランド、GENTEMSTICKの玉井太朗さんです。
有限会社玉家プロダクツ
スノーボード企画・製作・販売
http://www.gentemstick.com/
玉井太朗さんは、gentemstickの創始者であるばかりでなく、パタゴニアのアンバサダーとしても活躍されています。
http://www.patagonia.com/jp/ambassadors/snowboarding/taro-tamai/75485
私自身はスノーボードのことをよく知らないので、話をするのも憚られる思いがしますが、「パウダースノー」とか「バックカントリー・スノーボード」とかいうキーワードにピンとくる方なら一度は耳にした事のあるブランドだと思います。
ここ数年は、海外からの評価もうなぎのぼりで、Gerry LopezやAlex Yoderといった超有名人とのコラボを展開されています。海外からの有名サーフボード・シェーパー達との交流も深く、TAMAI TAROデザインのボードを乗りに、わざわざニセコへやって来るという現象がおきています。
この会社の特徴は、玉井太朗さんの自由でクリエイティブな人間性もさながら、スタッフ全員がスノーボードはもちろんのこと、サーフィンも大好きだということです。曰く、スノーボードは雪の上で遊ぶ「スノーサーフィン」であり、サーフィンもスノーボードも一緒だということです。とにかく、スタッフの皆さんが常識にとらわれずに好きなことを追求するライフスタイルを送っていて、皆それぞれが魅力的な人達であり、輝いています。
好きなことをして、それを仕事にして生活できれば・・・というのは、誰しも考えることですが、それを実現できている会社としても、大変学ぶべきところの多い会社ですし、ぜひこれから起業をしてみたいという若い方にも参考にしていただければと思います。
今回、北海道ニセコのショールームにお邪魔して、インタビューをしてきましたので、成功の秘訣などをシェアしたいと思います。
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今や世界中から観光客が集まるスキーリゾートである北海道ニセコ。
パウダースノーと呼ばれる雪質は今や世界的に有名になり、世界中から観光客が集まってきます。
そのスキーリゾートの中心、ニセコグラン・ヒラフスキー場から少し離れたところに、ショールームがあります。
向こうに見えるのは、蝦夷富士・羊蹄山。
周辺には、素敵なログハウスが建ち並びます。
ショールーム入り口には手作り感あふれる看板があります。
入ってすぐ目に付くのは、まるでサーフショップか!という程のサーフボード。
四国のビッグウエーブ・サーファー櫛本嘉彦氏のKI Surfbordsや、Chris Chirstenson、Jeff MaCallumなどのサーフボードマニアならヨダレもののコレクションが立てかけられています。
それもそのはず、玉井太朗さんをはじめ、スタッフのほとんどが熱狂的なサーファーばかりです。
玉井太朗さん曰く、「海と山と遊ぶフィールドが違うだけで、サーフィンもスノーボードも一緒。それはライフスタイルだから。」とのことです。
サーフボードのことを語りだすと止まりません(笑)
ショールームはまるでちょっとしたミュージアムの様。
古いボードや試行錯誤を重ねたであろうブーツなどが展示されており、これまでのgentemstickの歴史が伝わってきます。
ニセコのパウダースノーを楽しむために開発されてきた様々なモデルが展示されており、試乗ボードも豊富に用意されています。実際に試乗して、じっくりと自分に合ったボードを納得して選ぶことが出来るようになっています。
ニセコの雪と道具のことを知り尽くしたプロライダーによるチューンアップサービスも充実しています。
この日は、”タクちゃん”こと、プロスノーボーダー原山拓也さんが丁寧にチューンアップをされていました。
アパレル類も充実しており、外国人観光客のおみやげにgentemstickブランドのオリジナルTシャツが人気だそうです。
また、これまでにsnowsurfの世界観を表現した、オリジナルムービーを多く製作してきました。
↓最新作”SNOWSURF”のプロモーションビデオです。
お店全体に、gentemstickの世界観が漂っており、その雰囲気にどっぷりと浸ることが出来るショールームです。販売されている商品はもちろん、お店にあるものすべてに強いこだわりとメッセージが感じられます。
有名スノーボードブーツメーカーからは、TARO TAMAI SNOWSURFERモデルが近く販売されるそうです。私も早速プリオーダーを入れてしまいました(笑)
窓からの雪景色もステキです。
そして、裏方でビジネスを縁の下の力持ちとして支えている奥様。
忙しい毎日ながら、スノーボードやサーフィンを楽しみながら、オフシーズンは家族でサーフトリップに出掛けたり、素敵なライフスタイルを過ごされています。
スタッフもとにかく、スノーボードやサーフィンに魅せられたシンプルでユニークなライフスタイルを送られている魅力的な方ばかりです。いつ行っても、お店全体に良いエネルギーが満ちているのが印象的です。
夕方になって日が暮れてくると、すぐ近くのゲレンデのナイターの照明が幻想的に浮かびます。
夕方からは一番ショールームが忙しくなる時間。アフタースキーのお客さんが、次々に訪れます。
90%以上のお客さんは、外国人観光客の方です。当然全てが英語の世界で、一体ここはどこやねん?!という感じです(笑)
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いつも私がニセコに行くと、おいしいもの食べに連れていっていただきます。この日は、街一番の老舗のお寿司をご馳走になりました。
昔ながらのクラシックなお寿司屋さんですが、wifi完備で、ちゃんと外国人観光客対応されていました!
そして、壁には何気にジェリー先生との2ショットが…
楽しい夜は更けていきます・・・。
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そして、一夜明けて、爽やかな快晴の朝を迎えました。
ちなみに、この日は昨日降ったパウダースノーで、今年一番のコンディションだったそうです!
さて、玉井太朗さんと始めてお会いしたのは、20年以上も前、四国徳島の無人のシークレットサーフポイントで、最高の台風の波をサーフィンした時でした。
その時、連日休みなくサーフィンし続ける姿を見て、ホンマに波乗りが好きな人なんやなあ~と思ったことでした。
それ以来、何度か一緒に四国や北海道でサーフィンしたり、お互いの子供同士でスノーボードをしたりと、家族ぐるみのお付き合いをさせて頂いています。
最初の頃は、スノーボードが大好きな人がビジネスを始めたという感じで、大変失礼ながら、大丈夫かな~とちょっと心配な部分もありましたが、あれよあれよという間に、今や世界的に認められたブランドとなりました。
自分の好きなことをビジネスにするということは誰しも考えることですが、それを実際に成功させているということは本当に素晴らしいことだと思います。
実はこれまで税理士として10年以上お仕事をさせてもらってきましたが、玉井さんと会うときは、いつも一緒にサーフィンをしているかスノーボードをしているばかりで、じっくりとビジネスの話をすることが少なかったような気がします(笑)。
ただ、今これだけ海外からも評価され、認められて人が集まってくるブランドは、中小企業ではなかなかないと思いますし、特にこれからビジネスを始めたいという若い人には、従来の既成概念にとらわれない新しいビジネスの在り方の成功モデルとして、大変参考になるのではと思いインタビューをお願いしました。
白川浩平(以下白川)「玉井さんはもともと、いや今でも自分の好きなことだけを追求しているという感じで(笑)、とてもビジネスマンという感じではないですが・・・。ズバリ、どうしてこれだけGentemstickというブランドが成功したのでしょうか?」
玉井太朗(以下TT)「(笑)う~んそうだね、まず『その世界を知っている』ということがあるんじゃないかな。スノーボードを始めた当初、自分がやりたいスノーボードのスタイルに合う、自分が満足できる道具がなかった。だからまず自分が求める道具が欲しいというのが始まりだよね。売れる商品を作ろうというのではなく、まず自分で使うために欲しい、十分納得して信頼でき、満足できる商品を創りたいというのがウチの方針。俺やウチのスタッフは、誰よりもニセコの雪や地形を熟知しているし、どういうコンディションでどういう道具を使ってどういう滑りをしたいかということが一番良く分かっている。だからどういうボードが欲しいかということが明確だし、アイディアがどんどん出来てくる。
大手のメーカーは、ある程度売れるモデルはこれだという感じで常に数字でモノを考えるのかもしれないけど、俺たちはまず自分達やその仲間が欲しい商品をつくってる。自分達の子供がスノーボードをやりだしたら、子供用の安全でとにかくすべることが楽しい板をつくる。女性のライダーが増えてきたら、脚力のない女性でも楽しくマニューバーを描ける板をつくる。上級者向けだけじゃなくて、自分達の仲間すべての人が安全で楽しめるためのものづくりをしたい。だからモデルの数もやたら多い(笑)数字だけで考えると確かに不効率なのかもしれないけど、俺たちは本当にスノーボードのことが好きな人のために、言わば三角形の頂点にいる人のためのものづくりをしてる。自分はこうでしょと思うことを追求してる。数字を追うとやれないことがあると思うけど、大きな会社にはない自由な発想を大切にしたい。そこを見誤ってはいけないと思ってる。」
白川「なるほど、確かにゲンテンのスタッフはみんな本当にスノーボード・サーフィンが好きでたまらない人ばかりですものね。やはりそういうこだわりがビジネスにも活かされているということでしょうか?」
TT「そうだね、これが売れるから・・・という発想ではなくて、俺はこれがしたいというところからスタートして、皆楽しんで仕事をして、良いものづくりをしているよね。自分達が最高だと思うものを創ってるんだから、当然商品に対する愛情も半端ない。プロライダーやスタッフの仲間も、皆自分のライフスタイルも持っているヤツらばかりだし、モノを売るんじゃなくて、自分のしたいこと、ライフスタイルをストーリーにして伝えることが出来る。自分の持っているライフスタイルやしたいことを伝えて、この運動に参加しませんか?といういわば『開放運動』をやってます(笑)モノだけ売ろうとするとそれは難しいよね。」
白川「たしかに、ゲンテンの人たちを見ていると皆さんカッコイイし、輝いているから、こんな風になりたいなあと自然に思いますよね。そういうのは大手ではなかなか難しいことですよね・・・」
TT「大手の会社でよくあるのは、業界のトレードショーを廻って、いち早く売れそうな商品を探してくるよね。いわゆるできるビジネスマンにはそういうタイプが多いんじゃないかと思うけど、長い眼で見るとそれじゃあ良い商品が育たないよね。何だかとにかくビジネスとはこうしなければいけない、と思い込んでる人が多い気がするね。自分が素直にクエスチョンに感じるところをプラスに考えて、クリエイティブな発想でやっていく方が楽しいよね。」
白川「特に中小企業は、大手と同じ事をしていてもかなうわけがありませんもんね・・・」
TT「パタゴニアのアンバサダーをやらせてもらってきた関係で、グローブや靴下といったパタゴニア製品の商品開発には深く関わらせてもらってきたけど、最初の頃、俺はめちゃくちゃクレームを出しまくったよ(笑)だってそうでしょう、自分の使う道具には妥協したくないから。でもそれは単に文句を言っているだけではなくて、『愛のあるクレーマー』なんだよね。パタゴニアは自分も大好きな会社だからこそ、その商品にはとことんこだわって、最高の商品をつくって欲しいから。それは自分の会社の商品でも同じ。Gentemstickの商品開発にはメチャクチャ厳しいから(笑)」
白川「なるほど、そうした徹底したこだわりが、良い商品を生み出すということなんでしょうね。」
TT「あと、ものづくりはとにかく正直であれと思ってる。自分が納得しないものはつくらないし、売らない。実際一旦つくってしまった商品でも、やっぱりこれはいまいちだということになれば売らないこともある。実はそんな失敗も色々たくさんするけど、それでもその都度何が正しいことなのかという判断基準で決めています。
うちの会社は、パタゴニアが提唱している「1%フォー・ザ・プラネット」という運動に参加していて、売上の1%を自然環境保護活動のために寄付しています。やっぱり社会の一員としては、俺たちの活動を通じて、何かしら社会貢献もできればと思ってる。微力かもしれないけれど、自分達のビジネスが社会のために役に立つということは誇らしいことだよね。
※1% for the Planetの詳細についてはこちら↓
http://www.patagonia.com/jp/patagonia.go?assetid=81218
www.onepercentfortheplanet.org ↓
http://onepercentfortheplanet.org/
白川「色々と玉井さんのお話しをお聞きしましたが、いつも思うことですが、玉井さんの考えることは普通の日本人の発想ではなかなか出てこないことのように思います。やはりそういうのはこれまで外国にしょっちゅう行っているから得られたことなんでしょうか?」
TT「よくそう言われるんだけど、それは違う。日本で暮らしていると、いろいろ疑問に思ったり、違和感を感じることも多いけど、外国に行って初めて『あっ、初めてまともにやっている人がいるんだ』と思うことが多いんだよね。ニセコも外国人が多くなったり、知識のない人が増えて、特にバックカントリーの世界はルールを守らない人が多くなって無法地帯になりつつある。日本ではそういった問題がメディアに取り上げられ始めたけど、行政も関係者も意識が低いし、あきらめモード。でも、この前コロラドに行った時、意識の高い人がたくさんいて、そういった問題がちゃんと解決されている世界を見た。だからそういったこともあきらめないでやればなんとかなるんだよ。ビジネスも同じだと思うけど、最初から無理とあきらめたら、具体的に何も進まないし、それは現状に甘んじているだけだよね。やっぱり暮らしに夢があったほうがいいよね。」
白川「なるほど、『暮らしに夢を持て!』ですか。では最後の質問ですが、玉井さんの現在の目標は何ですか?」
TT「最終的な目標は、アメリカやヨーロッパでGentemstickという名前が残ること。規模はコンパクトでもいいから、スノーボードのプロフェッショナルを集めて、世界でゲンテンの名前を知ってもらって、その存在が認められることだよね。それが今の俺の夢かな。」
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今回のインタニューを通じて感じたのは、
これまで何となく自由な発想で、世間の常識にとらわれず、やりたいようにやっているという印象だったのが、意外に(失礼!)すごく緻密に、深くものごとの本質を捉えて考えられているということです。
それから、ものづくりということに徹底的にこだわりを持って、それを貫き通してきているということです。理念やコンセプトといったものが確固としたものとしてあり、それが全くブレていません。いやいや、なかなか出来ることではないと思います。
商品愛。
クリエイティブであれ。
愛のあるクレーマーであれ。
正直者であれ。
夢を持て。
などの言葉はすごく心に響いて、私自身の勉強になるとともに、なぜ世界中で「ゲンテン」が認められ、愛されているのが分かる気がしました。
今後も世界的ブランドになっていくgentemstickから眼が離せません。
(インタビュー終わり)
Special Thanks to:
Gentemstick プロライダー丸山隼人
http://www.patagonia.com/jp/ambassadors/snowboarding/hayato-maruyama/81412
Gentemstick プロライダー:アレックス・ヨーダー/Alex Yoder
http://www.patagonia.com/jp/ambassadors/snowboarding/alex-yoder/75273
Gentemstick プロライダー:辰巳 博実
http://www.patagonia.com/jp/ambassadors/snowboarding/hiromi-tatsumi/83826
Gentemstick プロライダー:鬼頭春菜
http://www.patagonia.com/jp/ambassadors/snowboarding/haruna-kito/83825
Gentemstick プロライダー:加藤直之
http://www.patagonia.com/jp/ambassadors/snowboarding/naoyuki-kato/85054
Gentemstick プロライダー:宮下健一
http://www.patagonia.com/jp/ambassadors/snowboarding/kenichi-miyashita/86229
Gentemstick プロライダー:岡田修
http://www.patagonia.com/jp/ambassadors/snowboarding/osamu-okada/86230
Gentemstick プロライダー:沼野健補
http://www.patagonia.com/jp/ambassadors/snowboarding/kensuke-numano/93081
Gentemstick プロライダー:SHEESA 桑原知美
http://www.sheesa.net/
Gentemstick プロライダー:原山拓也
http://www.sidecar.co.jp/person/taku.html
https://www.youtube.com/watch?v=Ypl2OcAg738
SLOPE PLANNING
http://slopeplanning.com/
POWDER CAMPANY
http://www.powcom.net/
http://www.guide.co.jp/
Patagonia
https://www.patagonia.com/
Ki Surfboards
http://www.kisurfboards.com/
DOVE WETSUITS
http://www.dovewet.com/
2016-02-22
2016.2.15
一般住宅に有料で観光客などを泊める「民泊」に関して、これまでネックとなっていた旅館業法が緩和され、全国で実質解禁となる見込みです。
Airbnbに代表される民泊集客サイトについては、以前のブログ記事で何度か紹介してきました。
(過去ブログ記事はこちら↓)
賃貸不動産収入を3倍にする方法
~Airbnb活用法その1:Airbnbって知ってます?~
http://xs498215.xsrv.jp/shirakawa-old/cms/20151225-6
賃貸不動産収入を3倍にする方法
~Airbnb活用法その2:成功事例~
http://xs498215.xsrv.jp/shirakawa-old/cms/20151228-10
賃貸不動産収入を3倍にする方法
~Airbnb活用法その3:トラブル事例と法律~
http://xs498215.xsrv.jp/shirakawa-old/cms/20151228-13
Airbnbに泊まってみた!
http://xs498215.xsrv.jp/shirakawa-old/cms/20160209-436
本来、有料で他人を宿泊させるには旅館業法が定める条件を満たした上で、 都道府県などから許可を得る必要があります。
ここ数年の訪日外国人客の増加による大都市圏でのホテル不足に加え、Airbnbなどの集客サイトの出現により、民泊が宿泊の一オプションとして認知されてきました。
ただし、個人の住宅に有料で宿泊させる行為が旅館業法に抵触するのではないか? という懸念があり、政府や自治体においてもこれまで旅館業法の“想定外”であった 民泊に関してのルール整備が検討されてきました。
そして先日の新聞報道でも取り上げられていましたが、 これまで旅館業法では、簡易宿泊所は一律に
「33平方メートル以上」
とされてきた基準を、
「一人当たり3.3平方メートル(一坪)に定員数をかけた面積以上」
とする方針を固めました。
これで、これまで旅館業法の元では“違法状態”で営業されてきたマンションの空き部屋などの小規模施設も自治体から許可を取得しやすくなり、
民泊は今春から全国で事実上の「解禁」となります。
(↓“民泊面積「一人一坪」厚労省、4月に基準緩和”日本経済新聞、平成28年2月11日より)
細かい規定については今後も検討が続けられるようですが、大筋の流れは変わらないでしょう。
一方、高知のような地方都市にとっては、東京や大阪のように訪日外国人が日常化する状況はイメージしにくいかもしれません。
観光資源的にもいまひとつ決め手に欠けるような感じで、他所の世界の出来事だと思う人も少なくありません。
確かに、観光スポットやショッピングという点では大都市にかなうはずもありませんが、
「昔ながらの温泉体験」や、
「うどん手打ち体験」といった
“体験型の観光”に人気が出てきています。
伝統的な日本旅館の雰囲気楽しめる道後温泉では積極的なPRは行っていないにも関わらず、ネットサイトや大手の旅行会社を通じた予約が増えているということです。
また、香川県の讃岐うどんの手打ち体験や食事が楽しめる「中野うどん学校」(金比羅宮・琴平町)では、施設側で用意した生地を観光客らが自分たちで切り、ゆでで、食べることができる体験型観光が人気です。
台湾や香港からの団体客が多く、平日にも予約が入ってくるということです。
さらに、東京や大阪の一般的な日本観光に飽き足らない、旅慣れた訪日観光客たちは、日本ならではの「体験」を楽しんでいます。
例えば、大阪心斎橋オーパの美容室では、「旧正月なので新しい髪形に変えたかった」、「自国よりも丁寧」という外国人観光客たちのカップルや女性同士の来店が多く、美容が観光の一部となっています。アジアでは日本の美容技術や流行の髪形への関心が高いことから、SNSサイトを駆使しての集客も行われているようです。
(↓“盛況 四国体験-道後温泉・うどん学校…”日本経済新聞、平成28年2月10日より)
いかがですか?
田舎だから見るものや売り物が何もないよ・・・と思っているあなた!
実は訪日外国人が農家に宿泊して農作業などを体験する「農家民泊」の人気が出てきているのをご存知ですか?
農家に実際に泊まり、農産物の収穫体験や、農家とのだんらんも楽しめる・・・。
こんな田舎では当たり前であったことが、今売り物になろうとしているんです。
実際に、JTBなどの大手旅行会社も田舎体験ツアーの販売に動き出しています。
(↓“訪日客に「農家民泊」 JTB”日本経済新聞、平成28年1月15日記事より)
地方では、空き家問題なども深刻ですが、意外にこんなところにこそ新たなビジネスチャンスがあるかもしれませんね…。
2016-02-15
2016.2.9
以前ブログで、今話題のAirbnbについてご紹介しました↓
賃貸不動産収入を3倍にする方法~Airbnb活用法その1:Airbnbって知ってます?~
http://xs498215.xsrv.jp/shirakawa-old/cms/20151225-6
賃貸不動産収入を3倍にする方法~Airbnb活用法その2:成功事例~
http://xs498215.xsrv.jp/shirakawa-old/cms/20151228-10
賃貸不動産収入を3倍にする方法~Airbnb活用法その3:トラブル事例と法律~
http://xs498215.xsrv.jp/shirakawa-old/cms/20151228-13
でも、
メディアやネットなどの情報で
Airbnbのことを見聞きしてはいても、
実際に泊まってみたことのある人を
聞いたことがありませんでした。
百聞は一見にしかず!ということで、
先週、東京へ出張したときに、
実際にこのAirbnbに泊まってみました!
その体験をシェアしたいと思います。
今回2泊3日で同じ場所での用事がありましたので、
まずAirbnbのサイトで、登録物件を検索しました。
いくつか登録物件がありますが、
Airbnbならではの物件を見てみよう!と思い、
今回は高層マンションの3LDKの1部屋を貸し出している
ところに決めました。
この物件は、一部屋丸貸しではなく、
「貸し出しているオーナーが住んでいる家の一室に泊まらせてもらう」
というです、いわゆるシェアハウスのスタイルです。
え~知らない人の家に泊まるの!?
という声が聞こえてきそうです。
実際何人にもそう言われました(笑)
ともあれ、夜8時半ごろ、
電池の切れかけのiphone(汗)のナビを頼りに、
目指す今夜のお宿へ向かいます。
すると私の目に飛び込んできたのは、
あらまあ!
なんとまあ、
きらびやかな空間じゃありませんか!
こんな素敵なところを横目に、一人さびしく進みます(涙)
すると・・・
見えてきました!ここが今夜のお宿です!
事前に住所や建物名を教えてもらっているので、
自動ロックの入り口でピンポーンを鳴らしてご入場です。
ホテルかと見紛うようなマンションですが、
少々うろたえつつも、目的の部屋を目指します。
建物内部の吹き抜け。
ひょえ~!
高所恐怖症の私には、とても直視することができません・・・
多少緊張しつつ、目的のお部屋のチャイムを押すと、
オーナー自らお出迎えして頂けました。
ベランダからの景色は、とってもゴージャス!でございます。
田舎もの根性丸出しで、高所恐怖症に耐えつつ写真に収めます。
お部屋の中も間接照明でとってもステキ!
これが私のお部屋。
こじんまりしていますが、寝るだけなら十分だし、
wifiやスマホ充電器なども完備されています。
なんとipadまで完備されています!
外国人宿泊者用に、英語のガイドブックや
パンフレット等も置かれています。
この個室の他に、バス・トイレ・キッチン・リビングは
共用スペースとしてシェアします。
なんだかちょっと不思議な感じもしますが、
考えてみると、外国ではちょっと広めのアパートを
数人でシェアして住んだりするスタイルはよくあります。
せっかくのチャンスなので、
コーフンした私は、
なんじゃこの変なおっさんは!と
ちょっと引き気味のオーナーを無理やり捕まえて、
質問を浴びせまくりました(笑)
Airbnbをやり始めてまだ数ヶ月だそうですが、
最近の満室率は7割前後だそうです。
変なお客さんが来たり、
物を盗られたり、
壊されたことはないのですか?
という質問には、
「特にない」とのことでした。
ヤフオクが出始めの時に、
そんな知らない人から買うのは不安だ!
ちゃんと商品が届くのだろうか?
と多くの人が思ったと思いますが、
今ではヤフオクは多くの人が一度は利用された
ことがあると思いますし、
今ではおなじみの
物を安く買うための一つのチョイスとなっています。
そして、ヤフオクを利用する人は、
意外にまともな人が多いことと、
変な人は逆に少ないこともだんだん分かってきました。
それと一緒で、意外に普通の
常識のあるお客さんが多いとの事でした。
ただし、これは物件のロケーションによって
変わってくるのではないかとのことでした。
つまり、渋谷や新宿の繁華街の近くだと、
深夜泥酔して帰ってくるお客さんもいるのではないか?
とのことでした。なるほどですね。
この物件の宿泊条件として、
「最低2泊以上」
というのがあります。
宿泊者がチェックアウトする度に
リネン交換や掃除をする手間がありますので、
これはなかなかうまく考えているなと思いました。。
出入りする時はどうするんだろう?
いちいち電話したりするのかな?
とか思っていましたが、なんと合鍵を渡されました!
自由に出入り可ってことッスね!
(でも大丈夫なんかな~って逆に心配してしまいます)
ちなみに、今回のお宿代は、
清掃料など全て含んで、一泊1万円ほど。
ちなみにこのエリアはホテルが少なく、
周囲には高級ホテルしかありません。
オーナーさんは、まだかなりお若い方ですが、
なかなかやり手の才能あふれる実業家で、
色々と普段聞けないような興味深いお話など
お聞きできて、非常に勉強になりました。
また、この物件内でひとつ気づきましたが、
家の中がとってもきれいです。
どうしたらこんなにキレイに出来るのか不思議です…
普段からの心掛けなのでしょうか・・・?
2日目の夜は、オーナーが経営する
ミュージック・バーに寄ってみました。
高音質にこだわったお店はなかなかユニークで、
音楽好きの人にはたまらない空間でしょう。
ちなみに、お店のお兄さんも
Airbnbやっているとのことでした。
(もはや東京では当たりまえなのか?!)
今回の高層マンションは、
ちょっと物件としては特殊かもしれませんが、
東京・大阪をはじめとする大都市圏で、
家賃10万円以下のワンルームマンションなどをお持ちの方は、
Airbnbをすると大幅収入アップになる可能性大ですね。
自分が住んでいる家でも、
空いている一部屋を貸して、
シェアハウスとするやり方は、
心理的な抵抗感さえなければ
かなりハードルが低いと思いますので、
これもアリですね。
Airbnbをすると、必然的に
外国人とコミュニケーションしなければならなくなりますので、
英語力アップを目指している方には、
一挙両得となるかもしれません。
まだAirbnbを知らない方は、
ますAirbnbのサイトをチェックするところから始めてくださいね~
以前のAirbnb関連のブログ記事はこちら↓
賃貸不動産収入を3倍にする方法~Airbnb活用法その1:Airbnbって知ってます?~
http://xs498215.xsrv.jp/shirakawa-old/cms/20151225-6
賃貸不動産収入を3倍にする方法~Airbnb活用法その2:成功事例~
http://xs498215.xsrv.jp/shirakawa-old/cms/20151228-10
賃貸不動産収入を3倍にする方法~Airbnb活用法その3:トラブル事例と法律~
http://xs498215.xsrv.jp/shirakawa-old/cms/20151228-13
2016-02-09
2016.2.3
前回までのベトナム記事はこちら↓
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さて、ベトナムの最新情報について色々ご紹介してきましたが、
今日は、ベトナムのビジネス事情と
ベトナムへの投資について考えてみたいと思います。
まずなんといっても最大の魅力は、
その躍動する経済とその成長の早さです。
こんな感じの道端のカフェ・食堂は、
ベトナムでは一般的なよくある庶民的な店です。
一方、こんな感じの超モダンなカフェも増えています。
店の前には高級車が・・・
店内も富裕層のお客さんで賑わっています。
風が気持ちいいオープンエアーのテラス席。
東京にあってもおかしくないようなオシャレなカフェです。
ちなみに噂ですが、このビジネスへの投資額は3億円(!)と聞きました。
このカフェはかなり大きい投資案件だとは思いますが、
それでもベトナムではこのような投資案件は
どんどん出てきていますし、その勢いは衰えを見せません。
短期間での浮き沈みはもちろんあるでしょうが、
長期的に考えると右肩上がりの成長は間違いありません。
一方我が国日本はどうでしょうか?
少子高齢化が進み、
国内市場がどんどん縮小し、
国際的競争力が徐々に弱くなっていく日本。
経済縮小の激しい地方都市における中小企業は、
東京・大阪等の大都市圏へ商圏を拡大する
ことで活路を見出していますが、
やはりそこでも激しい競争にさらされ、
少ないパイを奪い合うような図式となっています。
5年や10年のスパンであれば、
地方から大都市へという戦略は
ある程度その効果が読めるかもしれません。
ただ、20年・30年後にあなたのビジネスが
「現状の規模を維持できている」
もしくは
「今以上に成長・拡大している」
というような明確なイメージが湧きますか?
例えば、あなたが今、国内で1億円の設備投資を行ったとしましょう。
その投資に見合ったリターンを、20年以内に見込めますか?
20年後、その投資をしたことによって、
あなたの会社は今よりすごく成長し
儲けているという自信がありますか?
逆に、2千万円をベトナムのような
経済成長が確実な国へ投資みたらどうでしょうか?
大きなリスクと苦労はあるかもしれませんが、
しっかりと着実にやれば、5年・10年で
数倍のリターンを得ることも可能ではないでしょうか?
地方の中小企業にとって、
東京や大阪への進出というのは大きな冒険であり挑戦だと思います。
でも長期的にはその努力とリスクに見合うだけの
成果を得ることが難しいとしたらどうでしょう?
同じ努力とリスクをとるのであれば、もうちょっと視野を拡げて、
少ない投資額で、同じ努力とリスクをとってみる
という考え方はいかがでしょうか?
旅すると色んな出会いがあったりして、視野が拡がり楽しいです。
ベトナムは案外近いですよ。
飛行機の中で映画を2本見終えるうちに着いてしまいます(笑)
私自身もベトナムへの投資は大いに関心があります。
私の考え方に共感し、一度現地を見てみたいという方は、ぜひご連絡ください。
私は次回は、確定申告後の3月半ばから後半にかけて、で予定しています。
一緒に現地視察に行きましょう!
百聞は一見にしかずです。
まずは始めの一歩から!
旅行気分でもいいので、まず自分の目で確かめてみることをお勧めします。
では、よい週末を!!
2016-02-05
ここだけの節税の方法や最新情報などお得な話をお届けします。