このコーナーでは、“協力隊になりたい!” と思った時に生まれる「疑問や不安」に対しての「考え方」をQ&A形式でご紹介します!
なかなか聞きづらい「ぶっちゃけどうなの?」という質問に対して、現役隊員を中心に、各市町村担当者やOBOGの方々に答えていただきます!ぜひチェックして移住や活動のイメージを具体化するための参考にしてみてください!
※答えはあくまで “ひとつの例” “個人の考え方” であり、すべてに適用されるものではありませんのであらかじめご注意ください
あちこち、実際に足を運ぶことはもちろん、良くも悪くも地域での生活は人付き合いに始まり人付き合いに終わるところが多いので、役場の担当者と話すのはフィーリングを図るのに重要かなぁとは。ついでに、もし着任した場合に業務で関わることが多そうな地域の中心人物なんかも紹介してもらえるといいのでは。
とはいえ、どれほど吟味してもまったく不満やデメリットを感じない地域というのはまず存在しない(多かれ少なかれ何か出てくる)し、ある程度の妥協や努力は不可欠と思います。あと、比べすぎ・悩みすぎると決められなくなるので、最後はダーツで当たったとこに…ぐらいの勢い、縁の感覚が重要では。
(回答者:四万十町地域おこし協力隊OG 立花 聡子 )
住んでみないとなかなか合う、合わないはわからないと思うので、とりあえず住んでみたらいいと思います。それと来た時のフィーリングが大切だと思う!
(回答者:越知町地域おこし協力隊 西川 初美)
絶対に外せない条件はあるかもしれませんが、私の場合は感覚で選択しました。頭で考えるより感覚で選ぶ方が正しいことが多いと考えているからです。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 廣瀬 真也)
積極的に自分から地域を回って人と関わりを持つことだと思います。活動の中で地域の人と近く関わる機会があるのが協力隊の魅力だと思います。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 原賀 鮎子)
私は地元の近くで行われた移住イベントに行ったり、地域おこし協力隊の募集ページを見たりして興味のある地域を絞り込みました。そして、実際にその土地に行って「もう少しこうだったらな」ということを考えて自分に合った土地を探しました。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 小宮 みゆき)
移住相談会は、いろんな市町村の情報収集ができるのと、直接担当者と話せる機会ですので、積極的に足を運んでみてはどうでしょうか。あと、市町村にはおためし住宅を整備しているところが多いと思いますので、そういったものを活用して、実際に住んでみるのも良いと思います。
(回答者:越知町企画課)
協力隊にも様々なミッションがあるので、どんな内容の仕事をしたいか、どんなところで生活したいか、全国の協力隊募集サイトを見たり、東京や大阪などで行われる移住相談会やイベントに参加して情報を集めたり、実際に気になった地域に足を運んだりしていると、自分にあった地域が見つかると思います。
(回答者:四万十町地域おこし協力隊 伊与木 茉由)
移住希望者の方が役所を訪ねてこられ、直接お話をしたことがあります。
(回答者:土佐市地域おこし協力隊 水谷 任佑 )
移住検討中のご夫婦がたまたまイベントで町にいらした際、地元の方を通じてお話ししたことがあります。役場の担当課に問い合わせていただければ案内はできると思います。
(回答者:津野町地域おこし協力隊 三原 大知)
自分自身は経験ありませんが、別の隊員が、移住希望者の話を聞いたり地域を案内したりしたことがあると聞いています。
(回答者:中土佐町地域おこし協力隊 田中 誠一)
移住希望で町を訪問される方はいらっしゃいますね。私は夫の仕事のつながりもあって、林業研修生の方をフォローしているのですが、事前に見学に来られた際に町を案内したりしましたよ。
(回答者:仁淀川町地域おこし協力隊 岡山 三和)
実際に私の自治体でも、「協力隊に興味がある」と訪ねてきた方がおられ、お話ししました。各地に足を運びながら情報収集をされているとのことで、自治体窓口に問い合わせれば対応してくれると思います。
(回答者:室戸市地域おこし協力隊 和田 也実)
はい、可能です。役場に連絡をいただければ担当の職員さんが対応しますし、協力隊員も街を案内できますよ。ここに行ってみたいと感じたら、ぜひ訪問して下さい。知らない土地は不安でしょうし、自分の目で見て感じる事が大切だと思います。
(回答者:いの町地域おこし協力隊 荒井 彦博)
以前住んでいた茨城で、地元の地域おこし協力隊から直接、制度の詳細や暮らしぶりについて聞いていました。その後、東京の「高知暮らしフェア」に参加しました。
(回答者:土佐市地域おこし協力隊 水谷 任佑 )
元々協力隊の制度は知らず、移住について調べているうちに手段のひとつとして知りました。
(回答者:津野町地域おこし協力隊 三原 大知)
協力隊になった友人が居たため制度そのものは知っていましたが、ミッションや詳しい内容については県の移住フェアに参加した際に役場担当者から話を聞きました。
(回答者:中土佐町地域おこし協力隊 田中 誠一)
元々、協力隊になろうと考えていたわけではなく、移住の一手段として教えていただいたという形です(以前から農業をやりたいとは思いつつ、ゼロから就農するリスクや大変さを経験上分かっていた、ということもあります)
(回答者:仁淀川町地域おこし協力隊 岡山 三和)
応募自治体の協力隊が執筆しているブログやYouTubeなどを見て情報収集をしました。私の場合は、協力隊員や自治体担当者への直接のヒアリングはしていません。
(回答者:室戸市地域おこし協力隊 和田 也実)
地方移住を考えていた時に、家族から聞いて協力隊制度のことを知り、各都道府県の募集状況をインターネットで調べました。元々四国を希望していましたが、高知県の募集が多かったのでよく目につき、現在着任している町のホームページにあった、風景に惚れました。
(回答者:いの町地域おこし協力隊 荒井 彦博)
ふるさとワーキングホリデーの制度を使って、地域に3週間ほどお試し滞在をしました。その間に自治体や地域の方と交流し、移住相談などにのってもらえる関係性を作ってから、再度短期間での滞在を経て応募に至りました。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 原賀 鮎子)
地方移住の情報サイト「JOIN」で情報収集しました。ちなみに高知を訪れたのは協力隊の面接の時が初めてなので、先輩協力隊員や地元の方から直接話を聞いたことはありませんでした。
(回答者:大川村地域おこし協力隊 竹友 大騎)
活動だけで貯金は、目的をもって計画的に節約すればできるはず。ただ、私はプライベートも割と自由に楽しんでいたので、ほぼできていなかったですね汗
(回答者:四万十町地域おこし協力隊OG 立花 聡子 )
生活の仕方次第ですが、私は主人の給料で生活して、自分のお給料はできるだけ手を付けないようにしています。
また 、 近所の方から季節ごとに食べきれないほどお野菜をもらうので、スーパーでの出費はだいぶ減りました。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 西川 初美)
貯金はできません。家族がいるなかで、会社を辞めて起業するより、地域おこし協力隊として地域に溶け込みながら少しでも給料をいただける方がリスクが低いという考えのもと協力隊になっていますので、現時点で貯金ができなくても問題ありません。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 廣瀬 真也)
生活していくには十分な収入はあり一人暮らしなら貯金も少しですができます。いつまでにいくら貯金したいのか、活動後どうしたいのかによって貯金の額は変わると思うので自分次第だと思います。やる人はやる、できない人はできない。不安であれば副業ができるのでアルバイトなどすることをお勧めします。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 原賀 鮎子)
私の場合、出費が光熱費と食費ぐらいなので月々の貯金はできています。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 小宮 みゆき)
お金に困ることはありませんが、プライベートでも移住先で知り合った方と飲みに行く機会も多く、休日に遊びに行ったりしているため、正直貯金はあまりできていません。贅沢しなければ貯金はできると思います。
(回答者:四万十町地域おこし協力隊 伊与木 茉由)
※兼業の可否は自治体によって異なります。事前に自治体に確認されることをお勧めします
決して贅沢ができるわけではありませんが、そもそも農業をやるにあたって生活が保障されるだけの固定級が得られること自体、とても画期的なことだと感じています。以前、就農給付金を受けた経験がありますが、それと比較しても協力隊は手厚いと思います。
(回答者:土佐市地域おこし協力隊 水谷 任佑 )
困るということはないですが、今はギリギリ最低限、というところですね。副業を始めた当初は初期投資もかかりました。
(回答者:津野町地域おこし協力隊 三原 大知)
食べ物も安いですし、特に困ったことはありません。強いていえば、高級車に乗れないことぐらいでしょうか(笑)ちなみに僕は、ネットオークションとフリマアプリで買った車に乗っています。
(回答者:中土佐町地域おこし協力隊 田中 誠一)
確かに自分も、サラリーマン時代から比べると額面ではかなり下がりましたし、応募の際に給与面で結構悩みました。ただ実際に来てみると支出も結構減るんですよね、お店もないし(笑)すごく余裕があるわけではないですが、なんとかやれていますよ。
(回答者:大川村地域おこし協力隊 竹友 大騎)
夫婦共働きということもあって、現状では特に困ったことはありません。もちろん、都会と全く同じように暮らそうとしても無理があって、何かと慣れないことの多かった1年目こそ色々と経費がかかった部分もありました。でも、人とのつながりや生活の知恵を生かせるようになると、変わってきますよ。
(回答者:仁淀川町地域おこし協力隊 岡山 三和)
贅沢こそできませんが、困るようなことはありません。しっかり貯金もできています。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 原賀 鮎子)
移住前に比べるとお給料は下がりましたが、都会と違い、直ぐに色々な物が手に入る分けではないこともあってか、お金を使う機会が減りました。楽というわけではないものの、今の給料で何とかやって行く事は可能だと感じています。もっとも、どのエリアの地域おこし協力隊を選択するかにもよると思います。
(回答者:いの町地域おこし協力隊 荒井 彦博)
僕は勤務先となる役場庁舎から歩いて5分くらいの平屋の一軒家に住んでいました。隣の大家さん、向いの美容室さんにはいつも良くしていただき、玄関のドアノブに野菜や手作りのお惣菜がかかっていたこともありました。協力隊は平日が休暇になることもあり、昼間に外で洗濯物を干していると、「今日は休みかー?」と、大きな声が聞こえてきて、隠れたくなるような気持ちになったこともありましたが・・・。
(回答者:四万十町地域おこし協力隊OB 土谷 卓郎)
町が用意してくれたアパートに住んでいます。役場から近いし、家賃代も出してもらえるので、特に苦労はありません。何かあったら自治体などに 相談すればどうにかしてくれます!
(回答者: 越知町地域おこし協力隊 西川 初美)
まずは、町が借り上げた民間のアパートに住んでもらうことが多いです。活動中に良い空き家が見つかったら、そちらへの引っ越しも大丈夫です。活動中の家賃については町が負担します。
(回答者:越知町企画課)
アパートや一軒家など様々ですが、活動していただく地域周辺で生活をしていただくために町が用意します。
苦労する点としては、地域での行事やルールがあったり、人との距離感が近かったりと少し戸惑うこともあるかもしれませんが、地域に対して歩み寄る気持ちがあれば大丈夫です。
(回答者:四万十町にぎわい創出課)
募集要項に記載されているミッションなどからもわかるように、地域や市町村が協力隊に求めるスキルはさまざま。ですから自分には特別なスキルが無いと思われている方であっても、協力隊になることは可能です。しかし、移住という人生の大きな選択において、即断で動くことは自分にも周りにも大きなリスクが伴います。時間はかかるかもしれませんが、説明会や交流会に参加して、自分を知ってもらい相手を知っていく中で互いのニーズの確認を行っていくことが実は一番の近道だと思います。
(回答者:四万十町地域おこし協力隊OB 土谷 卓郎)
今のミッションと前職は全く違うことをしています。熱い気持ちがあれば何でもできる!
(回答者:越知町地域おこし協力隊 西川 初美)
特別なスキルは必要ありません。地域に無い新しい視点を入れてくれることが大事だと思います。ただ、山間部での活動もあるので、運転免許証は必須です。
(回答者:越知町企画課)
基本的には、協力隊になる際に特殊なスキルや資格は必要ありません。ただし、募集内容によっては、特殊な資格等が必要な場合がありますので、募集要項をしっかりと確認してください。
(回答者:四万十町にぎわい創出課)
自分のように減農薬や有機栽培にこだわるとかなり難しくなってしまうはずですが、農業の場合、いちから始めたいという方にとっては、協力隊の制度を使うことでかなりハードルは下がるかと思います。
(回答者:土佐市地域おこし協力隊 水谷 任佑)
僕は協力隊って、ミッションはそれぞれ違いますが、新しいことにチャレンジして成し遂げるという意味では皆が「起業家」だと思っていて。周りから色々言われる場面も出てくるんですけど、ここぞ、という時に自分の主張が大事になりますし、しっかり決意をもって挑戦する気持ちを持てるのであれば挑戦できるんじゃないでしょうか。
(回答者:津野町地域おこし協力隊 三原 大知)
自分もこれまでの仕事とは全然違う活動内容ですが、周りの人たちとうまくやろうという気持ちがあれば大丈夫だと思います。
(回答者:中土佐町地域おこし協力隊 田中 誠一)
ありのままに言えば、大変なことは多いですよ(笑)同じ系統のミッションで、先輩(前任者)がいるかどうかは結構大きいかもしれません。その方が、研修や育成の体制が整っていることが多いですし、自治体の側も協力隊制度の運用に慣れているところがあると思います。
(回答者:大川村地域おこし協力隊 竹友 大騎)
私のような「フリーミッション型」の場合、活動の(自由の)幅が広すぎることでの難しさは絶対に感じるはずです。ただどんな地域に行ったとしても、「ここで、どうやって暮らしていくか」というビジョンさえ持って、行動に移していけば、何とかなると思います。
(回答者:仁淀川町地域おこし協力隊 岡山 三和)
全然、大丈夫だと思います! 私の場合は、これまでの様々な仕事の経験が、現在の活動に役立っていると感じています。
(回答者:室戸市地域おこし協力隊 和田 也実)
私自身も新しいことへの挑戦で、前職の接客・販売の仕事に比べて自由の幅が各段に大きい分、何に注力すべきかについて日々悩んでいます。でも、初対面の方とも短期間で関係を築けるというのは、前職の経験が生きているからこそと感じています。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 原賀 鮎子)
家族と高知の美味しいもの巡りをしたり、収穫の時期になれば畑を手伝ったりします。イベントがあればイベントに参加もします。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 西川 初美)
家族がいるので、 子どもたちと遊ぶことが多いです。卒業後に向けて必要な準備をしたり、地域の方に地元料理を教えてもらうこともあります。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 廣瀬 真也)
越知町内や、住んでいる地区のイベントがあれば積極的に参加するようにしています。その他はアルバイトをしたり、普通にお出かけして楽しんでいます。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 原賀 鮎子)
高知県はイベントが多いので町や他の市町村のイベントを見に行ったり、直売所に買い物に行ったりしています。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 小宮 みゆき)
休日は、アルバイトや農業、定住に向けての活動を行うなど様々です。自然豊かな田舎の環境でのんびり過ごすのもお勧めです。
(回答者:四万十町にぎわい創出課)
地域の方々に自分を知ってもらうためには、イベントや地域行事への参加は隊員の頑張りどころかと思いますが、事情があって出られないこともありますし、自分の休日ももちろん大切です。ただ、参加したいと思えるかどうかが重要で、この気持ちは良くも悪くも相手に伝わるものです。まず、普段の活動を通して関係性を築いていければ地域の方も役場の方もその気持ちや事情を理解してくれますので、お互いにとってマイナスの選択にならないよう前もって相談して判断することも大切です。
(回答者:四万十町地域おこし協力隊OB 土谷 卓郎)
参加する機会は多いですが、地域との交流、自分を知ってもらうには最高の場所だと思うので、できるだけ参加した方が自分も楽しい、活動しやすいと思います。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 西川 初美)
必須ではありませんが(ミッションに関わる行事は必須)、地域の人に顔を覚えてもらい、信頼関係を築くことで活動の幅が広がると思います。自治体職員が知らない情報を 地域の人を通じて 隊員が知っていることも多々あります。
(回答者:越知町企画課)
地域で行われるイベント・地域行事は年間を通してたくさんあり、地域住民と仲良くなるきっかけが多くあるチャンスでもあります。しかし、都合により参加できないこともあると思いますので、そういった場合は地域住民や自治体職員に相談してください。
(回答者:四万十町にぎわい創出課)
自治体の協力隊担当の人に相談したらいいと思います。それに高知県人は特に情が厚いので、相談したらすぐ助けてくれます!
(回答者:越知町地域おこし協力隊 西川 初美)
内容に応じて相談する相手を選んでいます(相談できる相手は複数人います)。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 廣瀬 真也)
協力隊の同期、先輩、役場内、アルバイト先で知り合った人などその時々で聞いてくれる人はいます。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 原賀 鮎子)
私は協力隊の人に相談しています。やはり、同じ立場の人の方が話しやすいと思います。
(回答者: 越知町地域おこし協力隊 小宮 みゆき)
協力隊の先輩、地域の方、役場の方などがいます。
(回答者:四万十町地域おこし協力隊 伊与木 茉由)
特にありません。土佐市の場合、農業担当の隊員は車も自家用車を使用しています。
(回答者:土佐市地域おこし協力隊 水谷 任佑)
茶畑用の草刈り機です!協力隊用の公用車もありますが、私の場合はあんまり使ってないですね。
(回答者:津野町地域おこし協力隊 三原 大知)
専用のPCを貸与されています。また、活動中は協力隊用に割り当てられた公用車に乗っています。
(回答者:中土佐町地域おこし協力隊 田中 誠一)
仁淀川町の場合、隊員の活動内容がそれぞれ違うこともあって、公用車が一人一台割り当てられています。他にも、PCを使うことができます。
(回答者:仁淀川町地域おこし協力隊 岡山 三和 )
私の場合は、PCと公用車に加え、活動に必要な刈払機とチェーンソー、および燃料が支給されています。
(回答者:いの町地域おこし協力隊 荒井 彦博)
農業担当の隊員は、直接農場に出勤するため、出退勤は月ごとにまとめて申請しています。そもそも農作業はほぼ毎日やるものなので、「勤務時間が足りないのでは」と思われることは、まずありません(笑)
(回答者:土佐市地域おこし協力隊 水谷 任佑)
所属している役場の支所にタイムカードがあるんですが、出勤時間が早いので日々の記録は手書きで、月締めでタイムカードを本庁に提出しています。
(回答者:津野町地域おこし協力隊 三原 大知)
自分の場合は朝市に出る都合上、タイムカードなどは利用していません。月に一度、活動予定(スケジュール)を提出しています。
(回答者:中土佐町地域おこし協力隊 田中 誠一)
出勤、退勤時に役場に行ってタイムカードを押しています。基本的に自宅作業はできませんが、私は現在、起業準備のため自宅の改修作業をしていて、その場合は活動として認められています。
(回答者:仁淀川町地域おこし協力隊 岡山 三和 )
タイムカードと、地域おこし協力隊用の日誌を併用しています。
(回答者:いの町地域おこし協力隊 荒井 彦博)
毎朝、必ず役場に来てタイムカードを押しています。また、特段の用事がない限りは、担当課の朝礼にも参加しています。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 原賀 鮎子)
月単位で勤務予定表を提出して、実績としては週ごとに申請して管理しています。PC上のシステムではなく、紙にハンコですね。
(回答者:大川村地域おこし協力隊 竹友 大騎)
現在、副業はしていませんが、高知市内の日曜市に出店するお手伝いのアルバイトをした経験があります。
(回答者:土佐市地域おこし協力隊 水谷 任佑)
僕はお茶の販売をしていますが、他にうちの町では、週末のランチ限定で燻製を使った料理を提供している隊員がいますね。
(回答者:津野町地域おこし協力隊 三原 大知)
自分の場合は、協力隊の出勤日以外にセリの手伝いに出ると所定のバイト代をいただいています。他にも、久礼大正市場の食堂のバイトや、港に停泊している船の整備(掃除やペンキ塗りなど)などを単発でやっています。地域によって状況は変わるはずですが、「なんでもやる」というスタンスであれば、色々と働き口はありますよ。
(回答者:中土佐町地域おこし協力隊 田中 誠一)
近所の方や協力隊、先輩隊員から紹介してもらい、トマト栽培やお茶の収穫といった季節の農作業のアルバイトをしている人が多いです。また、休みの日限定でカフェをオープンしている隊員もいますよ。
(回答者:仁淀川町地域おこし協力隊 岡山 三和 )
必ずしもすべての隊員が副業をしているわけではありませんが、私は農作業のお手伝いのアルバイトをしています。協力隊同士でアルバイト先を紹介することもありますよ。
(回答者:いの町地域おこし協力隊 荒井 彦博)
同じ嶺北地域の本山町にある、アウトドア施設でアルバイトをしていました。ツアーガイドとしては、個人で依頼していただくお仕事もあります。
(回答者:大川村地域おこし協力隊 竹友 大騎)
担当の職員の方はとても理解があって、普段から色々と助けてもらっています。うちはまだ協力隊の実績がさほどない自治体で、前例を作り出すのが難しい中で色々と工夫してくださっています。
(回答者:中土佐町地域おこし協力隊 田中 誠一)
起業するにあたってすごく専門的な相談はできていませんが、ここでビジネスをやる、イコール地域のことをやる、なので相談していますね。事務的なところで分からないことも聞くことができます。
(回答者:仁淀川町地域おこし協力隊 岡山 三和 )
うちの自治体の職員さんはもともとフランクで話しやすい方が多いですが、協力隊員のほうから提案する形で月に一度の活動報告会を行うようになりました。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 原賀 鮎子)
自分の場合は、何をやるにも必ず担当者と相談しながら、進めて行くようにしています。自分では気付かない事を気付かせてもらったり、こんなやり方もあるのだと発見できたりもします。方言が分からず話が通じにくい時もありますが(笑)、一つひとつの事柄を大切に、コミュニケーションをとりながら進めて行きたいと考えています。
(回答者:いの町地域おこし協力隊 荒井 彦博)
当時は遠くに行かないでほしいといわれましたが 笑
特に説得するようなことではなかったので、移住する旨を説明しただけです。 むしろ遊びに行ける場所が増えたと喜んでいました。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 西川 初美 )
説得をしたことはありません。日常生活のなかで、妻や子どもたちとの信頼関係があったうえで、自分のやりたいことを説明し、理解をしてもらいました。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 廣瀬 真也)
1年以上かけて、何度も越知町に足を運び本当に移住する意思があることを行動で見せていきました。心配しないように、越知町と関係性が築けていることをこまめに報告しました。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 原賀 鮎子)
以前から移住に興味があり、移住したいという話を家族にしていました。説得したというより、移住が決まって喜んでくれました。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 小宮 みゆき)
自分のやりたいことを話しました。
(回答者:四万十町地域おこし協力隊 伊与木 茉由)
子どもの性格によるけど、大人が驚くほど子供はすぐ友達を作れる!と思う。大人が楽しめば、子どもも楽しめる!!まずは移住!!
(回答者:越知町地域おこし協力隊 西川 初美)
大人が心配しなくても、子どもたちはたくさんの友達を作ってきます。子ども本人の性格にも左右されるでしょうが、少し照れ屋のわが子でも登校初日には友達ができていました。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 廣瀬 真也)
私はこちらに来る前は東京にいましたが、東京での子育ては私には無理だと思い、「子育ては田舎で」と主人のUターンを受け入れました。
任期中に子供ができて子育てをしていますが、産休ももらえました。教育環境というより育てる環境がイイと思っています。子どもは自然の中で遊べるし、地域の人も見守ってくれていると感じます。 児童手当もあります!
(回答者:越知町地域おこし協力隊 西川 初美)
ありのままの自然が多く残っていますので、そのなかで様々な経験を子どもたちにさせたいのであれば、最適な環境は揃っています。
高齢化は進んでいますが、都会に比べると非常に元気な高齢の方が多く、作物の収穫や加工などの交流を通じて、子どもたちが様々な経験をできています。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 廣瀬 真也)
ミッションも含め地域の人とかかわることがほとんどです。飲み会もさそわれるし、コミュニケーションが取れないと大変な思いをすると思うので、よく考えた方がいいです。
(回答者: 越知町地域おこし協力隊 西川 初美)
挨拶さえできれば溶け込めます。
(回答者: 越知町地域おこし協力隊 廣瀬 真也 )
自分がその地域に溶け込みたいという意思があれば大丈夫です。でも、積極的に自分から動くことが何よりも大事です。とにかく挨拶、名前を覚える努力、笑顔は必須です。基本の挨拶ができなければ難しいと思いますが。。。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 原賀 鮎子)
高知県なので、最初はお酒の場で出会うこともあります。相手の方が話してくれたり、質問してくれたりするのでそれに答えようとすれば大丈夫だと思います。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 小宮 みゆき)
あいさつをすることと、自分がどんな活動をしているか知ってもらうことで、地域の方から声をかけてくれるはずです。うまくいかなくてもまずは行動し、知ってもらうことが大事だと思います。
(回答者:越知町企画課)
溶け込む気があるなら地域の人も歓迎してよくしてくれると思います。
(回答者:四万十町地域おこし協力隊 伊与木 茉由)
特に感じません。ミッションがはっきりしていたので活動しやすかったです。定住後の理想などを聞かれましたが、、、定住に関しても私はミッションに関係のない起業 を 予定 していますが、温かく応援してもらえていると感じます。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 西川 初美 )
全くありません
(回答者:越知町地域おこし協力隊 廣瀬 真也)
感じていませんが、自分自身何ができるかは常に考えています。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 原賀 鮎子)
3年間で成果を出さなければならないといけないというプレッシャーはあります。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 小宮 みゆき)
特に感じたことはありません。
(回答者:四万十町地域おこし協力隊 伊与木 茉由)
(番外編:自治体からの意見)
やはり 、 期待はしてしまいますが、プレッシャーに感じないように自分のペースでやりたいことを実現してもらうためのフォローを心がけています。
(回答者:越知町企画課)
あります!一番自分と同じ立場の人なので相談に乗ってくれます!
(回答者:越知町地域おこし協力隊 西川 初美)
頻繁にはありません。ミッションのなかで関わる必要性が出てきたときには、話をしながら一緒に仕事を進めることがあります。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 廣瀬 真也)
役場でなにか会が設けられることはありませんでしたが、協力隊になる前に会える人には会いに行ってお話を聞きに行ったりしていました。その他町内に残っていて会える人には自分からご挨拶に行かせてもらって仲良くさせてもらっています。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 原賀 鮎子)
定住している方とは交流があります。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 小宮 みゆき)
協力隊になった時、3年目だった先輩隊員の方たちが卒業した後も飲みに行ったり連絡を取り合っています。
(回答者:四万十町地域おこし協力隊 伊与木 茉由)
僕の場合は、最終的に定住できれば良いなと思っていて、実際に面接時にも問われ正直にその気持ちを話ました。定住できるような充実した生活と活動が行えるよう本人も受け入れ側もともに努力するという合意が得られたと思っています。
(回答者:四万十町地域おこし協力隊OB 土谷 卓郎)
私は旦那さんのUターンについてきたので定住を前提に来ましたが、3年間住んでみて違うと思うのなら定住しなくてもいいのではないかと思います。定住できる自分に合った場所だったらベストですが、住んでみなければわからないことがたくさんあります。定住しなかった先輩たちもたまに遊びに来ますので、もう一つ田舎ができて、帰れる場所が出来たと思えればいいのでは。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 西川 初美)
正直なところを言うと、定住していただきたいです。しかし、様々な事情が出てくると思いますので、定住できないことはあると思います。定住できなくても、その地域が好きで関わりを持ち続け、応援していただけると嬉しいです。
(回答者: 越知町企画課)
定住はひとつのゴールの形と考えておりますが、定住をしなくても、いつまでも隊員と地域の繋がりが続く関係性を目指しています。ただ、3年間の活動を通じて、この地に残りたいと思える隊員生活を送っていただきたいですし、そうなるようフォローもしていきます。
(回答者: 四万十町にぎわい創出課)
僕の場合は、実家の近くで開催される研修会や首都圏イベントへの参加の際に、その前後で休暇を取って帰省したことがありました。その際、地域の方や役場の方から、「家族や友人たちにしっかり報告してきーや」と優しくお声がけいただいたことは今でも忘れません。
(回答者:四万十町地域おこし協力隊OB 土谷 卓郎)
実家は山梨なのでなかなか帰りづらいですが、お休みもちゃんとあるので年に1回は帰ります。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 西川 初美)
自分のペースで活動できますので、スケジュール管理さえできれば定期的に帰省することは可能だと思います。
(回答者:越知町企画課)
可能です。
(回答者:四万十町にぎわい創出課)
いきなり農業をするのではなくて、常に人手が足りない農家が多いので、そこでアルバイトして農家さんと仲良くなっていろいろ情報をもらうのも一つの手じゃないかなと思います。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 西川 初美)
農業振興のミッションで必要なスキルを身に付けたり、人脈形成を行うことにより、卒業後は農業で生計を立てることを目指せます。
(回答者:越知町企画課)
確かに、世代が上のおんちゃんらの話は8割方聞き取れないかも(笑)僕は形から入るタイプなんで、居酒屋さんで店員さんたちに土佐弁教えてもらって、見よう見まねでやって使ってみてます。間違ってても、案外通じますよ!
(回答者:津野町地域おこし協力隊 三原 大知)
確かに、例えば感染症の検査のようなものを受ける場合は、町外の大きな病院まで足を運ぶ必要がありますね。ただ、体調をちょっと崩した時に診てもらえる病院は町内にもありますし、子育てや移住の先輩方から色々と情報がもらえるので、助かっています。
(回答者:仁淀川町地域おこし協力隊 岡山 三和)
私も、まったく飲めません!ですが、お酒の場は人とつながる場でもあるので、飲まないながらに参加して楽しんでいますよ。無理に飲まされることはありませんが、「お酒の場にいるのが苦じゃない」ぐらいだと良いかもしれません。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 原賀 鮎子)
周りに依存せず、何でも諦めずにトライする気持ちがある人は向いているように思います。また、自分の地域においていえば見渡す限り山、斜面ばかりで平らな土地がないため、ミッションを考えた時にやれることが限られます。なので、自分が何をしたいかをしっかり見つけられるかどうかが大切で、その意味では早い者勝ち的な所があるかもしれません。
(回答者:いの町地域おこし協力隊 荒井 彦博)
生活リズム!
都会にいたときは満員電車に揺られて通勤に約1時間、帰宅時間が遅い、帰りに飲み会、朝まで飲むのも普通。毎週のようにあるいろいろなイベント。だったのが→通勤徒歩3分、お昼時間は家で昼食。 17:00 には帰宅して子どもとの時間多め。飲み会やイベント参加も減り、公園や畑で遊ぶ。出費も減った。もう都会には住めません。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 西川 初美)
頭が冴えています。ストレスの少ない環境に身を置くことで、いろんな変化に敏感に反応できるようになり、これまで以上に多くのアイデアが浮かぶようになりました。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 廣瀬 真也)
朝方の生活に変わったこと!
ご近所づきあいを自分からするようになったこと。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 原賀 鮎子)
家事をするようになったことです。今までは実家暮らしだったので、ほとんど親に頼っていました。買い物に行くと、新鮮な野菜などがたくさんあるので、料理をするのが楽しいです。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 小宮 みゆき)
人との関わり方が変わりました。都会よりも深い関わりがあり、優しさや温かさをとても感じます。
(回答者:四万十町地域おこし協力隊 伊与木 茉由)
いろんなものをおすそ分けしてくれる。見かけたら声をかけてくれるとか。。。来る前は近所付き合いは不安でしたが、距離感としては近すぎず、遠すぎずでいい感じです。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 西川 初美)
挨拶が基本です。季節ごとに野菜や果実、魚をいただくことがあります。 いただいたお礼については、自分たちの無理のない範囲で行っています。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 廣瀬 真也)
すごく簡単なことですが、みんなに挨拶をすること。これも都会暮らしではあまりしなかったご近所付き合いの一つだと思います。
また、集落の会合や神祭に参加する。仕事や予定があればお断りすることもできますが、その集落に住んでいくとなるとおのずと優先順位は変わっていくと思います。
いただきものをすることもあれば、農作業のお手伝いをさせてもらったり、蒟蒻づくり、味噌づくりを教わったりと楽しい付き合いをさせてもらっています。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 原賀 鮎子)
私はアパートに住んでいるので、ご近所付き合いはあまりないです。集落に住むと多くなるかもしれないです。
(回答者:越知町地域おこし協力隊 小宮 みゆき)
住むところにもよりますが、アパートに住んでいる私は同じアパートの人でも挨拶程度です。向かいに住む一軒家のご家族とは会った際にお話しをしたり、玄関に野菜をおいてくれてたこともありました。
(回答者:四万十町地域おこし協力隊 伊与木 茉由)
隣町まで買い出しに行くこともありますが、町内の小さなスーパーや、週に2回来る移動販売の八百屋さんをよく利用しています。お野菜は、ご近所さんにいただくことも多いですね。
(回答者:仁淀川町地域おこし協力隊 岡山 三和)
自分の住んでいる地域の場合、高知市内に出るよりも愛媛県西条市に出るほうが近いので、買い物はそちらのスーパーで済ませています。車で30分ぐらい、品数は豊富ですし、100円ショップに飲食店、携帯電話ショップなど、充実しています。
(回答者:いの町地域おこし協力隊 荒井 彦博)
一年目は何も知らなかったこともあって、梅雨から夏にかけて借りている一軒家を丸ごとカビにやられて大変でした。今は湿度計を買って、湿度の高い日は晴れていても窓を開けずに除湿器をフル稼働して対処しています。
(回答者:中土佐町地域おこし協力隊 田中 誠一)
私の住む仁淀川町は標高が高いこともあって、冬はかなりの極寒です。あとは雨や霧も多いので、特に梅雨時は中々洗濯物が乾かないし、革のベルトにびっしりカビが生えたことも……(笑)気候や季節によって暮らしぶりを変える必要がありますが、知り合いが増えれば情報ももらえるし、慣れてもきますよ。
(回答者:仁淀川町地域おこし協力隊 岡山 三和)
自分の拠点であるいの町本川地域は、標高約500m~1,900mまでと高低差があります。そのため、冬場はマイナス10℃を下回ることもありますよ……!
(回答者:いの町地域おこし協力隊 荒井 彦博)
一番良かった点は、3年後の独立に向けて実務経験がつめたことです。失敗を恐れず仕事に挑戦し続けたことで、自分の自信にもつながりました。起業の準備期間として良い時間だったと思っています。
(回答者:大川村地域おこし協力隊OG 根本 紗弥花)
自分が何をしたいのか、任期終了後はどうなるかを決めておくことは非常に大切です。意外にも3年は短く、あっという間に時間が過ぎます。自分の軸をしっかり持って、やりたい事、逆にやりたくない事も明確にしておきましょう。
(回答者:大川村地域おこし協力隊OG 根本 紗弥花)