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仕事も私生活も充実!高知で見つけた新しい暮らし
(着任~半年間編)

  • 2023年2月16日

池田彰子(いけだあきこ)さん

大阪府出身。2022年1月~高知県の協力隊に着任。

約18年間務めた広告代理店を退職し協力隊に。東京から夫婦で移住するも、仕事の関係で南国市と東洋町の2拠点生活がスタート。現在は物部川DMO協議会に所属しながら、マーケティングやWEB・SNS運用を担当。物部川エリアの観光振興に貢献している。

前回の振り返り

・転職活動の次に待っていたのは両親の説得。何度も説明をし、何とか受け入れてもらうことができた。

・高知県の担当者がとても親切!密なコミュニケーションにより、着任前から信頼と安心感が。

・いよいよ引越し。別居生活がスタートし、今まで感じたことのない切なさや不安が。

Vol.3 着任してからの半年間

― 移住当初は車社会に苦戦。

これまでは、大阪や東京という都会での暮らしを送ってきた池田さん。
車の免許は持っていたものの、運転する機会はほとんどなく移住前にかなり練習をしたそうです。生活圏となる物部川エリアと、旦那さんが住んでいる東洋町の 2 か所でペーパードライバー講習を計 5 回受講し、さらには書店で本を買って標識の復習まで。
これでもかと言うほど徹底的に準備をした甲斐もあり、何とか車で出勤できるようになったそうです。
「慣れるまでは神経を使うので、最初の頃は出社した時点で既に疲れ切っていましたね。(笑)
 帰る頃は道も真っ暗で最初は本当に怖かったです」

そんな池田さんですが、仕事で公用車を使う機会も増え、なんとか車社会に慣れたそう。休日は片道 2 時間半かけて旦那さんがいる東洋町へ行くのがルーティーンとなり、プチ旅行のように楽しめるほど余裕がでてきたそうです。
「往復 5 時間の運転。大変ではありますが、美味しいご飯屋さんに立ち寄ったり、綺麗な景色を発見したりと、道中に小さな喜びがたくさん転がっているので続けることができています」とにっこり。

― 都会では味わえなかった人間らしい生活。

さらに、移住してからは食で季節を感じることができるようになったのだとか。
東京にいた時は、スーパーが小さく、並んでいる食材のラインナップも少なめ。仕事が忙しく帰りも遅かったため、日常的に食を楽しむことができていなかったそう。高知に来てからは、スーパーの規模も大きく、産地直送の美味しい旬の野菜が並んでいて、食べることが楽しみの一つに。仕事終わりにスーパーに立ち寄り、今日はこの食材を使ってみようかな~と考える余裕もできたりして、気が付けば高知に来てより人間らしい豊かな生活を送れるようになっていました。

— メリハリのある働き方で仕事も私生活も充実

池田さんが勤めている物部川 DMO 協議会は、高知県中央部に位置する南国市・香南市・香美市の 3 市で構成する
「ものべがわエリア」の観光組織。観光地域づくりの舵取り役である池田さんの業務は多岐にわたります。
 ①マーケティング活動(デジタルデータを活用した来訪者分析等)
 ②WEB、SNS の運用
 ③イベント、告知物のチラシ作成
 ④イベント運営(ものべがわフェスタ、絵金祭り、ヤシィ秋祭り、ユニバーサルビーチ、あかおか冬の夏祭り等)
 ⑤地域のおもてなし活動
 ⑥エリア内の観光促進、ブランディングの新規企画・交渉・運営(ものべぐるっと KIDS カード、ものべお仕事体験博等)

具体的に、毎日どのような働き方をしているのでしょうか?
池田さんに聞いてみると、就業時間は 8:30~17:30 で週 4 日勤務。エリア内のいろいろな施設や事業者さんを訪問することも多く、週の半分は外出しているとのこと。忙しい時期は残業することもあるそうですが、遅くとも 19 時までには必ず退勤し、家での自由時間を確保しているそうです。趣味の料理や読書の時間にあてたり、マーケティングの資格勉強の時間にあてたりと家での過ごし方は日によってさまざま。メリハリをつけてしっかり働き、しっかり休む。移住前では考えられなかった有意義な生活に、池田さん自身も最初は慣れなかったそうです。(笑)