田中義之さん
岩手県出身。2017年9月、大月町の地域おこし協力隊に着任。
大月町の豊かな自然や地域産品を中心とした映像制作を始め、SNSによる情報発信、広報の企画・展開などシティプロモーションに関わる幅広い業務を担当。町内の絶景を楽しめるVRコンテンツを制作。
VRコンテンツは大月町公式YouTubeチャンネルで公開中! https://bit.ly/2nXOv29
シティプロモーション担当
― さっそくこんな話で恐縮ですが、協力隊の初日、委嘱式(辞令交付)に大遅刻されたとか!?
マイカーの納車前で、レンタカーを中村(四万十市)に返してから汽車で宿毛へ、そこから15kmほどの大月町まで、折りたたみ自転車で写真を撮りながら行くつもりだったんです。が、想像以上に汽車の本数がなくて、宿毛着が定刻の50分前。しかも、走っても走っても役場が全然近づかない……。
取材に同席した大月町まちづくり推進課の協力隊担当職員
Yさん:主役が現れんぞと、町長らと心配して電話したら、ゼエゼエ息切らしながら「今宿毛から自転車で向かってます!」て「嘘やろ!?」て(笑)
田中さん:もう半べそで、途中自転車を置いてヒッチハイクも試みました(笑)
Yさん:結局20分遅れぐらいで到着したんだけど、まだ暑い時期だから汗ぼったり、しかもTシャツ短パンのままやったね。
― 素晴らしいネタのご提供(笑) いざこちらで暮らし始めて、いかがでしょう。
困ったのはとにかく、虫……自分も嫌いですが、妻が特に。二人とも東北出身なので、ゴキブリもこっちで初めて見たって泣いてました。
Yさん:奥さん、小っちゃい蚊が飛んでるだけでも「ギャー!!」叫んでたもんな。田中くんめっちゃええ子やけど、これはやってけんかも知らんと(笑)
田中さん:最近は妻も、多少は強くなってきましたが……。移住して良かったのは、やっぱり子どもが保育園で友達を作って楽しそうに過ごしていることですね。埼玉に住んでいた頃は、近場で入れられる保育園がなく、映像制作の仕事も忙しすぎて、育児は妻のワンオペ状態でしたから。
― お子さん、家族の笑顔が増えるというのは最高ですね。
大月町は特に、教育における食への意識が高くて、地産地消の給食もすごく質が高いと思います。好き嫌いもなく、もりもり食べている娘の姿はやっぱり嬉しいですね。自分の仕事としては、東京や町外から依頼された個人事業と協力隊の活動を平行しているので多忙ではありますが、以前は3時間かかっていた通勤時間がなくなり、家族と過ごせる時間が増えただけでも全然違う。妻からは眉間のシワが減ったと言われます。
— 素晴らしい! でも、東北出身なのに高知へ、というのは元々ゆかりがあったんですか?
いや、面接で初めて来ました(笑)夫婦で「どうせなら行ったことがないところが良いよね」と移住先を探してたんですが、普段から、食にこだわる妻が使う食材は高知産が多く、気になっていたんです。で、妻がJOINで大月町の募集を見つけ、「これだ!」と役場に電話しました。
Yさん:こっちこそ「キター!!公募開始直後なのに!」という感じでした。 元々、町は情報発信とIT化の点で課題があったので、まさに彼のような人材を求めていたんです。
— まんまと釣れちゃったと(笑) 実際、まちづくり推進課のみなさんはITの悩みで助けてもらってます?
Yさん:課どころか、役場全体からガンガン問い合わせきてますよ!
田中さん:着任した2017年度は、町のホームページ更新の実施が決まった年だったので、プロジェクトの初期段階から打ち合わせに参加し、サイトに掲載する素材やコンテンツの制作も担当させていただきました。
— めっちゃ頼りにされてますね! なのに、どこかおっちょこちょいなところが親しみやすい。
Yさん:この間は、ドローン落とした、というか行方不明にしてみんなで大捜索したしね。
田中さん:あんまり風もなかったので大丈夫だと思ったんですけど、柏島の絶壁で電波が切れて制御不能に……別のドローンで空撮し、船も出して海上で探したのに結局見つかりませんでしたね。
Yさん:今、新しいドローンを発注中(笑)あと公用車も、わけわからんトコぶつけてドア閉まらなくして。
田中さん:ペーパードライバーだったんで、ドアを開けて白線を確認しながらバックで停車しようとしたらアクセルとブレーキが……。
— ちょっとネタが豊富すぎるかも(笑) これはもう、大月町に永住確定ですね!?
はい! ……や、“永”住って言うとあれなんで、当面“定”住で。
Yさん:えーーーー(笑)!!
田中さん:(笑)もちろん、ここの土地はすごく気に入っています。卒業後は今個人で受けている仕事を拡大しつつ、良いモノやサービスをもっているのにうまく発信できていない地域の事業者さんのPRをお手伝いしていきたいなと。ただ町には高校がないので、娘の進学を考えた時はどうなるか、一人だけソトに出すのか、など今は分からないことも多い、というのが正直なところです。
Yさん:実際、田中くんのスキル・経験はこの土地に張り付かないとできない仕事じゃないもんね。ただ、仮に将来的に出ていくことになったとしても、何らかの形で大月町とつながっていてくれたら良いなと思いますよ。
— 素敵な信頼関係。これからのご活躍に期待していますので、新しいドローンはなくしませんように(笑)
「うちの近所の田園風景」
田中さん:今の家は大月町に来て二軒目ですが、日当たりと風通しが良く快適です。近くにある田んぼの風景がとにかく綺麗で、気に入っています。
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Facebook:大月町地域おこし協力隊/Otsuki Kochi